着物で出かける時には下駄か草履を履くのが普通ですが、それらの違いや使い分け方法を知っている人はそう多くはないでしょう。また下駄と草履と一言で言ってもそれぞれに色んな種類があります。下駄と草履の違いとは、また下駄と草履はどのように使い分ければ良いのでしょうか?

下駄と草履の違い

下駄と草履は主に材質・形状で区別されています。

下駄の材質・形状

下駄は木製で台部に3つの穴があり、そこに鼻緒が通っています。また底部に歯と呼ばれる突起部が2つ付いているのが一般的ですが、これがないものもあります。

草履の材質・形状

草履は皮・布・藁・竹・ゴムなど様々な材質でできているものを指します。形状は鼻緒が通っているのは下駄と同じですが、下駄と異なり底部には歯がついておらず平らになっているのが特徴です。

下駄と草履の種類

下駄の種類

下駄は形状、特に底部の形によって種類が分けられています。

駒下駄

台も歯もひとつの木材でくりぬいて作られたもので、下駄というとこの形状のものをイメージする人が多いのではないでしょうか。下駄の中でも軽くて歩きやすく、また歯が高いので雨の日でも履けるのが特徴です。

右近

草履のような形状をした下駄です。底部は土踏まずの部分がへこんでおり、サンダルと似ているため、普段下駄を履かない人でも違和感なく履けます。

足駄

台と歯が一体となっている駒下駄とは異なり、台に歯をつけるいわゆる差し歯をしている下駄のことを指します。差し歯であるため使い込んで歯がすり減っても、歯だけを取り換えることができるため、下駄の中では修理がしやすく長持ちしやすいです。しかし歯がかなり高いので、玄人向けの下駄でもあります。

草履の種類

草履は主に材料の違いによって種類が分けられています。

皮草履

名前の通り皮革でできており、草履の中で最もオーソドックスです。礼装用として履くのが普通です。

布草履

布で作られており、主にスリッパのように室内で履くための草履です。他の草履と比べて作り方が簡単で、どんな布でも材料にできるので、手作りできるのが特徴です。

下駄と草履の使い分け

下駄と草履どちらを履くかはお出かけ先で決めるのが良いでしょう。

下駄を履く場合

下駄は昔、普段履きとして使用されていたので今でもカジュアルな場面で履くのが良いでしょう。例えば近所に出かけたり浴衣でお祭りに行ったりと、サンダルで行ける場所で履きます。

草履を履く場合

草履は下駄よりも格式高く、冠婚葬祭や行事などフォーマルな場所に行くときに履きます。

場面によっては草履の種類を選ぶ必要があり、例えば礼装として履く場合は金・銀糸が使われている、もしくは金・銀色の草履を選びます。

【参考】